『苺ましまろ』 コミックス7巻

3/27、4年ぶりに発売された漫画『苺ましまろ』 単行本コミックス7巻の感想です。

episode.61 いいわけ
「写真で一言」とか「バカドリル」のような、お題に対してボケるというネタ。ほとんど同じカットに、美羽のボケが次々と変わっていく趣向ですが、それより気になるのは千佳のツッコミの方。
これ、誰をイメージするかで印象が変わりますね。なんとなく爆笑問題の田中を思い浮かべました。そして最後のアナに対するツッコミだけ、素の千佳。

episode.62 いつのまにか少女は
今日は茉莉ちゃんのお誕生会。しかし美羽が持ち出したのは、透明のセル。
友人たちの何気ない姿にセリフや絵を重ねて遊ぶ美羽ですが、印象的なのは「全く笑わない」ということ。セルを重ねて見ている美羽の真剣な顔からは、「遊びじゃねえんだ」という気持ちさえ汲み取れます。
結局美羽が笑ったのは、千佳にモノマネさせた時だけ。最後にショックな出来事さえネタに変えてしまう仕事ぶりに、真面目ささえ感じてしまいます。7巻のハイライト。

episode.63 大雨
美羽、可愛いじゃねぇか!!
髪型を変えた美羽がお利口さんに見えます。ボソッとボケるのも見逃せないし、ことごとく拾う千佳も凄い。寝言で本音が出てます。千佳ちゃん、少し休んで。

episode.64 桃太郎
衝撃の見開き。

episode.65 4コマましまろ
コマが小さいのに、よくまあ緻密に描くなぁ。
女の先生は美羽のこと気に入ってますよね。
あと、顔の色が変わるのは『ゴールデンラッキー』を思い出しました。

苺ましまろ コミックス 7巻

episode.66 なかよしコントラスト
野に咲く可憐な2輪の花、茉莉とアナ。
なんかくさい雑草、美羽と千佳。
二組のコンビの悲しいまでの違いを描いた快作。なぜか『ハイスクール奇面組』を思い出しました。

episode.67 ハロウィン
かわいいモンスターが現れた!
とっさのことに動転し、ボケることさえできない美羽。アドリブの弱さを露呈してしまいます。
ハロウィンという馴染みのないものを「和」に変換するところに、「こんなもん日本で流行ってたまるか」という反骨心さえ感じました。勝手に。

episode.68 スーパーマシマロ
どこかで見たようなゲームになった「苺ましまろ」
伸恵の胸に書かれたハングルは何?と思ったら、クッパだからなのですね。
踏んづけられた絵が面白い。

episode.69 バッタとリコちゃん
まず、表紙の伸恵がなんか生々しいですね。この話は伸恵が強そうなのですが、本当に強いのは茉莉だったというオチ。
久しぶりのリコちゃん人形ネタですが、リコちゃんパパは外さないですね。さすが。
千佳も内心、リコちゃんで遊ぶ茉莉とアナに対して思うところがあったのでは…。

episode.70 蚊
庭で花火をしようとしたところ、蚊の数が尋常ではなく、まるでホラー。
伸恵は写真を撮るために花火を与えたんですかね。奴の手からカメラを奪わなきゃダメだな。
あと、この巻は千佳がちょくちょくポケットに手を突っ込むのがかわいい。

というわけで久しぶりに『苺ましまろ』を味わったな~という感じ。
この作品はネタの練り込み方がハンパじゃないので、量産できないのも仕方ないかなと思うくらい完成度が高いです。面白くて安心しました。

⇒苺ましまろ 7巻 (電撃コミックス)

「よつばと!」12巻の感想はこちら