人間より妖怪の方が感情で動いているんだなぁ、という『うる星やつら』 53話「美少女は雨とともに」です。

映画の語り部のような演出で登場する錯乱坊。シメも後日談という形になっており、なんだか洒落てます。
転校してきた影のある女の子、雨森露子は常に周囲に雨を降らせる雨女。
それにも懲りず、あたるはつきまといます。

雨森露子が雨女になった原因は、父親の過去にありました。小さい頃、妖怪アメフラシと遊ぶ約束をしておきながら、引越しすることで約束を破ってしまったのです。

この父親が子供っぽいのも、過去を引きずっている感じです。ある意味呪いがかかっているというか。

結局、アメフラシと父親が遊ぶことで、満足したアメフラシは去っていきます。
空が晴れ、光が差し込む丁寧な演出。
あれだけ厄介だったアメフラシが帰っていくシーンは、ちょっと寂しくなりました。

最後に雨森露子の髪があたるの顎をなでていくところ、いい女の去り方という感じ。あたるの名言もあったし、よくできたラブストーリーでした。