このエントリーをはてなブックマークに追加
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 猫物語(黒) 感想
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
[`tweetmeme` not found]
[`grow` not found]

アニメ「猫物語(黒)」の感想です。

12月31日22時。待ちに待った「猫物語(黒)」が放送されました。

ニコニコ生放送は止まってしまうので、結局全部BS11で観ました。

 

原作は読んでいないので勘違いしていましたが、「化物語」の回想シーンで一瞬出た、でかい武器を持った金髪とか、髪の長いいかつい奴とか、ドラキュラみたいなウインクおじさんは出ないんですね。

というわけで、解説シーンから始まった「猫物語(黒)」。

「二度寝するようなお兄ちゃんは死んでいい」ってどうしたの月火?

暦「冒頭からキャラ設定滅茶苦茶になってるぞ」

他のキャラに比べ、弱いということでヤンデレ化してみたようです。バールのようなものを実際に武器として使う人も実は珍しいのでは?

そしてOP。旅に出る羽川・・・どこに行くのでしょう。アコギしょって。

 

冒頭は暦と月火の会話劇。実はここが一番面白かったです。

しかし、化物語から比べると画風が多彩になりましたね。様々な引用を小出しにして、徐々に線を広げていったという感じ。

劇画調の骨のある絵柄から2等身のコメディ調まで、目まぐるしく変化する演出が相変わらず楽しい。

 

さて、おっぱいですが。

月火がお戯れに突き出した胸を、躊躇なく鷲掴みにする暦お兄ちゃん。さすがです。

この時一瞬流れるイメージ映像、なんだろうと思って見直すと、トイレのスッポンがATM(?)のタッチパネルにくっついているのですね。

後に出てくる台詞を先取りしたカット。こういうの、アニメならではの楽しみですね。

月火 手を広げる

 

妹に恋愛相談する兄も間違っていますが、兄にエロ本購入を促す妹もどうかしていると思います。

 

さて、次に登場するのは大きい方の妹、火憐。

ジョギングの加減がわからなくて、42.195キロ走ってきたと言いますが、どこから測っていたのでしょう?

相変わらずバカわいいです、火憐ちゃん。

汗まみれでジャージが張り付くお尻、たわわに揺れる胸。

『偽物語』からとみにエロくなったこのシリーズ。素晴らしいですね。

火憐 振り返る

 

 

阿良々木暦がいそいそとエロ本を買おうと街まで出かけたら、出会ったのは・・・羽川翼。

頬のガーゼのことを尋ねると、父親に殴られたのだとか。

羽川 横顔 アップ

 

「お願い、阿良々木君!このことは誰にも言わないでください!・・・黙ってくれたら私、なんでもするから」

羽川の悲痛な願いに、阿良々木暦の反応は・・・。

猫物語 阿良々木 暦 ヤッター

 

「うわ、どうしよう!?何してもらおう、ナニしてもらおう。何をしてもらうのがベストなんだろう・・・?いや!まてまて、慌てるな僕。浮き足立つな、こういう時こそクールに、だ。厳かにいけー!!この未曾有のチャンスを最大限に活かすんだー!!」

最高に最低ですね、阿良々木さん。

翼「そんなリアクションなの?」化物語のときは違ったのにね。

猫物語(黒) 羽川

 

 

羽川を近くの茂みに連れ込み(×3)、全身を舐めるように見る阿良々木さん。羽川視点でぐるりと回転すると、そこかしこに阿良々木の姿が。長い時間を感じさせる演出です。本当に真剣ですね、彼。

阿良々木が口にした、やりたいこととは・・・。

ガーゼの下の傷を舐め回したいのだそうです。吸血鬼の唾液や血には治癒能力があるから。しかし羽川の顔面を舐めまわす度胸のない阿良々木は、安全ピンで指をさし、羽川の傷に塗ったそうです。観てる方としては、安心したようなガッカリしたような・・・。

家に帰っても欲求不満は消えない阿良々木。その理由は、エロ方面だけではなさそう。

 

場面変わって、忍登場。お土産にドーナツを買ってくるなんて、阿良々木くん変なところで律儀ですね。

結局、忍に食べられちゃいますけど・・・。

でもそのおかげで声を聞けました。「パないのう。この輪っか状の食べ物、マジでまいうー。まさに甘味の詰まった指輪と宝石箱じゃ」

喋ったところを見逃すなんて・・・阿良々木くんはダメだねえ。表情を変えない(即座に戻した?)忍も流石です。

 

忍野に今日の出来事を話す阿良々木。朝起きたところから・・・って月火たちとのやりとりも話すんかい。猫を埋めたところに忍野は引っかかったようです。ここでやっと出てきた「障り猫」というキーワード。

忍野の言うとおり、羽川に会いにいく阿良々木。その途中で、不審人物に会いました。

人を引きずりながら歩く半裸の女・・・。

阿良々木、どこを見てこれが羽川だと判断したのでしょう?やっぱり、お・・・。

女は障り猫でした。羽川のことをご主人と呼ぶところから、取りつかれているようです。引きずっていた人間は羽川の両親でした。

「待てよ」という言葉に反応した障り猫。阿良々木の腕を引きちぎるほどの攻撃力。痛そ〜。

でも阿良々木くんには治癒能力があるもんねー・・・・あれ、何か変?血液が蒸発する時間が短い・・・かすかな異変を感じる阿良々木。

目を覚ますと、廃墟で並べた椅子に寝ていました。傍についていた忍にビックリする阿良々木。

猫物語黒 忍 膝抱える

 

忍野から、君の出番はないと釘を刺された阿良々木。

そういわれて、大人しく引き下がる阿良々木くんではありません。羽川家に忍び込みました。ところが・・・何かおかしい。何か・・・。

何かに気づいてしまった阿良々木。恐れおののき飛び逃げました。何を見てしまったんだろう?

 

家に帰るとちょうど風呂上がりの月火ちゃんが「フフンフ~ン(ディスコティック)♪」と上機嫌。その下半身に飛びつく阿良々木。どさくさに紛れて何してんすか。

阿良々木くんが見たもの・・・それは、家中のところどころに置かれた羽川翼の私物。

つまり、あの家には彼女の部屋がなく、リボンが階段の踊り場に、カバンが玄関に置かれていたりしていたのです。確かに終わってますね、羽川家。

恐怖に震えるお兄ちゃんを慰めようと、月火ちゃんは唇を差し出します・・・が、ギャグ絵で突き飛ばされてしまいました。

この『猫物語(黒)』の月火は美味しいポジションですね。『偽物語』では火憐の出番が圧倒的に多いせいもあってか、今回の裏の主役は月火と言っていいでしょう。

 

さて、久しぶりに忍野に会うと、ギャグマンガみたいな怪我の仕方をしていました。目の周りのマルとか頬のバッテンとか、自分で描いたんすか?って感じ。

忍野は何度も障り猫と闘い、全敗したようです。その理由は、羽川翼。

「戦略と戦術を持って人を襲う怪異なんて、そんなの聞いたことねーや」

どうも、障り猫は積極的に人を襲っているらしい。障り猫はそういう怪異じゃないのに・・・。

そしてそのことが、羽川が完全に怪異に取り込まれたわけではないという証。絶望と希望が同時にやってきた。

 

ここで唐突に絵巻物が現れます。障り猫の説明シーンですね。ちゃんと両端の芯が回転して、右から左へ物語が進行します。こうして見ると、絵巻物もアニメですね。

絵巻物の怪異譚では、善良なる若者に猫が取り付き、迷惑な行動をし始めたため、祈祷をして追い出そうとするものの、実は猫なんて初めから取り付いていなかった・・・という不条理オチ。

それになぞらえて考えると、障り猫も実は・・・?

 

GWなので、学校には誰もいない。いつもはコピペのように並んでいる自転車もなく、駐輪場には一台だけ。

誰もいない学校、誰もいない教室。このアニメでは普段から誰もいませんが、自転車の鍵をかける音にエコーがかかっていたり、逆にBGMがなかったり、まだ昼間の教室に燦々と日光が入ってきたりと、休みの日だからこの時間でも誰もいないのだという演出がされています。

そして誰もいない教室に、誰もいないことを確認して入る阿良々木。

窓際の席の椅子を引き、座る。その一連の動作に、力無さや物憂げといった阿良々木の心境が現れています。

黒板・・・というかホワイトボード?に描かれた落書き。羽川が障り猫となるまでの経緯が描かれています。

机の天板に顔を乗せ「実は巨乳の羽川さんのお胸様が、いつもこの机に押し付けられているんだよなぁ・・・」3枚目のセリフが寂しさをそそります。

ジュルリ・・・。羽川の机を舐める阿良々木。

すると、猫耳がピクリ。

猫物語黒 猫耳アップ

 

「う!」

「お前は限度額のない変態かニャ。怖いニャ。怪異より怖いニャ。お前は今、女子の机をペロペロニャめて興奮していたニャ」

はい!見ました!確かに阿良々木は女子の机を舐めて興奮していました。見ている方も興奮したのだから間違いありません!

「なんのことだかサッパリ分からないな!僕はお前が何を言おうと、裁判じゃ何もみとめないぞ!」

そうだ!阿良々木は何も悪くない!我々は何も見ていないぞ!

 

突然現れた障り猫が語る、人を襲っている理由・・・それは憂さ晴らし。ストレス発散。そりゃあ廊下で寝かされりゃストレスも溜まりますわな。

でも、恩を仇で返すタイプの障り猫が、なぜ羽川のために能動的に動くのか・・・?

猫物語黒 ブラック羽川

 

機械的に倫理観に従い行動する羽川翼。彼女を助けるために動いている・・・気まぐれなのだとか。

「関わりにならないのが正解ニャ。あばよ、お前は幸せに暮らせ・・・」

障り猫の突き放した言葉に、隠された真意が見えます。それは・・・?

 

ーそれからの僕のゴールデンウィークの過ごし方といえば、そう、一貫して土下座だった。

・・・そんなGW嫌です。

土下座の相手は忍。阿良々木さん、頭を踏んづけられたかと思ったら、サッカーボールよろしくシュートされました。ありがとうございます。

すると忍ちゃんの口の中から何か出てきました。え・・・刀?

妖刀『心渡』。別名「怪異殺し」。美しくも艶かしい日本刀です。柄がないのはなぜ?刀を頂いた阿良々木、深々と土下座しました。本当に土下座が似合います。

忍野が羽川の両親から聞き出した話では、父親が娘である翼を殴ったとき、翼はにっこり笑って「ダメだよ」といったらしい。確かに気持ち悪いですね。さて、悪いのは誰なのか。

嘘メールで障り猫をおびき寄せた阿良々木。30分ちょうどで障り猫がすっ飛んできました。

下着姿の障り猫。どこに携帯電話を隠しているのでしょう?やっぱり、お・・・。

さて障り猫ですが、顔つきがすっかり羽川翼に戻っています。怪異に取り込まれたのではなく、怪異を取り込んでしまった委員長ちゃん。バサ姉、ハンパねぇっす。

 

ーさて、このあと衝撃のシーンとなるわけですが、それより印象的なのは、阿良々木の独白。どうしようもない現実を受け入れながら、それでも生きていくしかない。まさに「ライク・ア・ローリング・ストーン」。ちっぽけな石ころだけど、ほんの少しでもいいから転がっていこうぜ・・・。

そして暗い背景から、一気に広がる明るい空、青い海、色とりどりの花畑。アコースティックギターから始まり、ベース、ドラムが入るロック調のBGM。同じフレーズを繰り返すミニマルな展開が、結局現実は変わらないことを暗示します・・・が、

忍野の「結婚しちゃえばいいじゃん」で音が消え、そこから流麗なピアノやバイオリンの音に変わります。

最後は前向きな阿良々木の独白とともに、物語は終わり、次の物語へ続くのでした・・・。

 

と、いうわけでアニメ『猫物語(黒)』ですが、1年の終わりにふさわしい、前向きな内容で良かったのではないでしょうか。所々に挟まるサービスシーンも堪能できたし、シリアスな場面も見ごたえがありました。

しかし、改めて思うのですが、これは恋愛モノですね。29日、30日、そして31日とニコ生で「物語」シリーズ特集を観たわけですが、もう完全に羽川寄りになってしまいます。ガハラさんが悪者に見えてしまってしょうがないw

『化物語』の「つばさキャット」でブラック羽川が言っていた通り、突然現れた女(戦場ヶ原)に好きな人を奪われてしまった羽川翼。1回くらい阿良々木を殺してもいいと思います。

 

余談ですが、インタビューで原作者の西尾維新が影響を受けた作品として名前を挙げていたのが、『ママレード・ボーイ』。

なるほど、面倒くさい内面を持つキャラクターは少女漫画らしいし、クールな感情表現は吉住渉の影響を感じます。

となると、内面に情熱を秘めた優等生・茗子+友達以上・恋人未満の悲しい役割である銀太が羽川翼。単純で一途な光希は阿良々木暦、マイペースだけど実はナイーブな遊は戦場ヶ原ひたぎに置き換えられます。

遊が光希にちょっかいを出す微笑ましいシーンを、思い切りエスカレートさせると、暦とガハラさんのあの、プレイにも似た何かになるのですね。

 

さて、アニメ『猫物語(黒)』はBlu-ray&DVDの予約が始まっています。店舗ごとに購入特典・価格が異なりますので、よく検討してから購入されることをお勧めします。くわしくはこちらのサイトをご参考ください。

ブログランキング・にほんブログ村へ


人気ブログランキングへ